2008年 05 月 23 日 ( 23 : 28 )
神 様 の 使 者
使者自身は単純に「不眠症」だと思っている。
使者は日毎に発言が 支離滅裂になり 奇行が目立ち始めた。
看護室に近い3人部屋に、1人で入る事になった。
5月22日 午前3時半、廊下をドタドタと走る音。
使者は凄い勢いで 私の部屋に押し込んできた。
使者は日毎に発言が 支離滅裂になり 奇行が目立ち始めた。
看護室に近い3人部屋に、1人で入る事になった。
5月22日 午前3時半、廊下をドタドタと走る音。
使者は凄い勢いで 私の部屋に押し込んできた。
「オイッ! 起きろよっ! 何するんだよっ!
リヴァー・フェニックス(俳優)が 死んじまったよっ!
○×+子(使者の名前)も死んじまったよっ!
どうするんだよっ! お前のせいだよっ! 責任取れよっ!
死んじまったんだよっ! 聞いてるのかよっ!
リヴァー・フェニックスが 死んじまったんだよっ!」
カーテンを開け 関係ない同室の女性を
海中電灯で照らして 大声で怒鳴り散らして
ドスッという鈍い音で 本気の蹴りを1発!
同室の者達は 蹴られた女性を守る。
使者は怒鳴り続けて やっとヘルパーが来た。
夜勤のヘルパーに連れられても、使者は大声で怒鳴り続ける。
「オイッ! 死んじまったんだよっ! 聞いてるのかよっ!
触るなよっ! お前らが不眠症を治さないからだろっ!」
「オイッ! ×$&子っ! 聞いてるのかよっ!
8歳年下なのに生意気なんだよっ! 土下座して謝れよっ!」
今度は同室の違う女性に怒鳴り続けていた。
女性の看護師とヘルパーの2人だけでは手がつけられない。
やっと閉鎖病棟から男性ヘルパーと医師が駆けつけた。
とりあえず使者の部屋に連れて行き、落ち着かせていたようだ。
……使者は閉鎖病棟の保護室行きに。
私は人が壊れていくのを何度も見てきた。
使者の目はイッてしまっていた。
私が見続けてきた人達と同じ眼をしていた。
こんな修羅場に立ち会うのは もうイヤなんだよ。
蹴られた女性が トラウマになりそうで 心配している。
壊れてしまう者の心を考えると、とても切なくてたまらない。
こんな形じゃないと感情が出せなくなったんだから…辛いよ。

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